従業員が快適に働ける環境を用意するのが会社の役割
従業員満足度が低い会社は当然ながら離職率も高いです。
特に店舗を任せる店長の離職は会社的にも痛手です。
最近では店長が離職をし、店舗閉店を余儀なくされる店も増えてきました。
人手不足は深刻ですね。もう1人が退職したら店が回らない・・・という店舗を沢山見てきましたが、いくつか共通点があります。
それは、長期間働いている店長やパートさんは会社のハードワークの文化に慣れているので辞めないのですが、入社歴が浅く店長になった人は比較的早期に離職をします。
理由は、とても明確です。
・店長としてのスキルが不十分であるにも関わらず就任する
・給料が平社員とそんなに変わらない
・責任ばかりが増えてストレスが尋常じゃない
・休日数が業界平均よりも遥かに少ない
・サービス残業が常態化している
・休日にも関わらず突然の呼び出しあり
などが挙げられます。
あなたの会社は大丈夫ですか?
働く従業員なくして店舗は運営できないのですがいまだに従業員に「お客様のために」と綺麗な言葉で犠牲を強いている店舗があります。
完全に時代遅れなので経営層はさすがに気づかないとマズいレベルの話です。
(そもそもそんな意識を持った経営者は私のサイトに辿り着かないのがネックなのですが・・・)
従業員満足度が高い企業を目指すために欠かせない仕組み
まずはじめに考えなければいけないのは、従業員の労務環境です。
これは法に則るべきでありこのルールを守れない企業は今後潰れていきます。
※これまで従業員に無理をさせても仕方がない!というグレーゾーンで店舗経営ができた時代は終わりです。この前提で話をします。
(私のクライアントは基本的に労務条件はしっかりと遵守しています。守れない企業とは契約しません)
私は従業員が辞めずに、一人一人のスキルや知識が高まり各自のバリューを最大化させるための組織づくりをしています。
本来テーマとしては従業員満足で触れるべきなのですが敢えて仕組みのカテゴリーで話をするにはわけがあります。
それは、店舗内の従業員ストレスをなくす仕組みを店舗経営に取り入れるからです。
店内満足度(従業員満足度)を高める仕組み〜事務所編〜
店舗内満足度は主に、従業員が見るもの触れるものです。
私個人的には、事務所内に個人のロッカーがない(店内の広さ的に仕方がないのを除く)ことに驚くことがありますが、あった方が従業員満足度は確実に高いです。
クライアントの中には、店舗内にスペースが作れないところは近隣のマンションや空き事務所を借り上げて休憩室として活用しています。
あなたの会社では、各店舗の従業員休憩室に気合いを入れてますか??・笑
具体的に言えば、休憩室の各種備品です。そんなの用意するのは当たり前や!と言われるかもしれませんが、意外と充実していない企業が多い印象です。
もし、「どんなのが必要なのかわからなかったら従業員がお昼休憩・中休みにどんなものがあったらいいか聞いてみましょう!
(とりあえず、私の担当する企業の人気休憩室にあったらいいものランキングを紹介します)
第一位:電子レンジ
第二位:ウォーターサーバー
第三位:マッサージ機(8000円程度)
第四位:コーヒーバッグ(カップ)
第五位:新聞・雑誌
(意外と人気がないのがテレビ←やはりスマホでユーチューブなんでしょう)
(成田調べ)
電子レンジもスチーム機能がついているだけでずいぶん変わります。
ケチって安い商品にするのもないよりはましですが、現場の従業員が「会社に大切にされているな」と思える備品選択をすることをおすすめします。
店内満足度(従業員満足度)を高める仕組み〜店内編〜
事務所(バックヤード)ネタは今後もまとめて発信しますね。せっかくなので今回は店内編も紹介します。
店内で従業員にとってのストレスは、通路幅です。お客様同士が同時に通れるスペースの確保では十分ではありません。
なぜなら、従業員がかがむと一人分のお客様以上にスペースをとってしまいお客様が通れなくなるからです。
従業員が作業をしても顧客のストレスにならない導線を確保することが大切です。
従業員も屈んで作業している時に周囲にいるお客様を気にするだけでもストレスだし作業効率は落ちます。
店内が狭いから仕方がないという店も通路幅の確保だけは行うようにしましょう。それほど重要です。
(サイトで記事をアップする当初は基本のキが多くなることをご了承ください・・・)
スタッフがお客様と介在する店内でのストレスを最小限にする工夫が必要です。通路幅について話をしてみましょう。
カートや段ボールが通路内におく場合、都度どけないといけないことがストレスなど・・・
どの程度通路幅を広げることで顧客にとっても従業員にとってもストレスが軽減するのか?を考えるきっかけになればと思います。