飽きられない努力を会社・店舗が努力をする
顧客はこれだけ選べる状況にあっても選ぶのは1店舗だけ、です。
それも今までは多くの価値観を満たすことができるベーシックなブランドか奇抜なブランドの二択だったアパレルも今では自分の好み・価値観を細かく体現できるほどブランドで溢れているから選ばれる難易度はめちゃくちゃ上がりました。
今は競合がいない店舗も繁盛すれば当たり前ですが大手企業が黙って見過ごさない、すぐに業態をパクってどっちがオリジナルなのかわからなくするほど早い速度で店舗数を増やしてきます。
過去にもクライアントが大手企業の資本力にやられていく姿を見てきました。
しかし、同様の条件下でも伸び続けて大手が撤退した企業もあります。この差はなんなのでしょうか。
私なりの答えは、「仕組み」だけで勝とうとした企業は伸び悩む・競合が現れると厳しくなる傾向があります。
前者は悔しいことにかなりやばい状況で当社に依頼がきたため成すすべなく市場から撤退したので悔しかったのを今でもよく覚えています。
反対に長く担当しているクライアントはすっかり成田イズムを理解・浸透しているので競合が出てきても正直脅威になっていませんでした。
なぜなら、大手企業は仕組みで勝ちにくるからです。
仕組みで勝つ、という方程式はやはり大手企業・資本家が強い、です。これはもうどうにもできない事実として私は受け入れています。
ではどうやって生き延び、今もなお成長し続けているのか?それは・・・変わり続けている、ということです。
これは仕組みだけではなく、従業員もです。
変わり続けるために店舗経営者が徹底しなければいけない習慣
店舗経営者の素質・思考習慣で会社の業績は決まります。もちろん従業員の定着率も、です。
本部は本部、現場は現場と切り離す店舗経営者が多いですが、一緒です。そこも含めて経営者のマネジメント力が問われるので。
現場は営業本部長が仕切ってるから・・・という言い訳を言う店舗経営者ほど切り離す傾向があります。
残念ながら営業本部長に任せているのも店舗経営者なので結局自身の意思決定の質が業績を決めているのです。
私がこれまで担当してきた中小・大企業問わず業績が落ち始めているところは組織全体が思考停止状態にあることが挙げられます。
責任の所在が明確にないためそれぞれが自分の立場を守る(保身)という見ていて「だからうまくいかないんだよね、組織の意味ないじゃん」という状況です。
これ他人事で誰もが読むと思うのですが、結構多いので注意が必要です(笑)
私はこういう企業をコンサルするときに経営者には「全部○○社長の責任なので一切逃げないでください」と伝えています。
本部と現場がうまくいっていないのも「あなたのせい」
幹部が育たないのも「あなたのせい」
採用がうまくいっていないのも「あなたのせい」
だと。すべての人事責任は人事部長ではなく、あなたの責任です・・・
(こうやって字面だけ追うと超絶パワハラ人間のサイコパス感すごいな・・・笑)
店舗経営者が逃げ道を作った瞬間に事業が衰退するんですよ、不思議なもので。
(これはコロナ前のリーマンショックを逃げ道にする経営者が多かったことが理由です、そしてこれからコロナのせいにするとよくないですね。)
時代錯誤な意思決定が衰退を招く!いつまでも若々しくいろ!
最後に私が店舗経営者に伝えたいのは「若々しくいる」ということです。
おじさん・おばさんになっては最終意思決定が現代の価値観とズレた錯誤が生まれます。
これは年長者が経営者になる大手企業ならではなのかな?とはじめは思っていましたが、全くそんなことなくて中小企業でも言えるんだなという感覚しかありません。
自分たちが取り扱う商品のターゲットがたとえミセス(50代〜)でも次なる世代(今40代)を迎えるわけだからターゲットと同年代(経営者が50代)でも感覚を若くしないといけないのです。
なんといっても店舗経営者は未来を見据える意思決定をする必要がありますからね。
(みんなターゲットの年代になったら同じ価値観で商品やサービスを購入すると思っているから不思議)
私が店舗経営者向けに数名だけ月1回のエグゼクティブコーチングをしているのですが、私と出会ってからますます勉強するようになったという声が多いです。
(今度クライアントの経営者と一緒にセミナーでもやろうかな)
変わり続けることができる人は本当に強いなと経営状態を見て思うのはもちろんですが、私に価値観を合わせられる共感する力がずば抜けています。(ちなみにこの経営者は50代後半)
常に若々しくいることで、経営幹部も皆20歳近く年下です。それでもうまくいくんだから本当に努力して共感を取ろうとする姿勢に頭が下がります。
「組織が若返られない・・・」とぼやく店舗経営者に言いたいですね、あなたが一番年老いているからだよ!と。