店舗売上アップさせられる店舗経営者とそうでない経営者の違い
コロナ前に売上を戻すことに悩んでいる店舗経営者は多いです。
当社にも「どうしたらコロナ前のように活気のある店を作ることができますか?」と言った類の相談が来ます。
たいていこの手の経営者はコロナ前の店舗経営で隙が多かったと言わざるを得ません。
会社が良いときにさらに良くしたい!と私を雇い現場が油断しないようにさらに着実にファンを作ってコロナ禍でも過去最高売上・利益を出す店舗経営者もいるわけですから。
この違いは、ある程度の売上利益を出して満足していたか、もっと良い店を作ろうという志の違いなのかなと思っています。(うさぎとかめの話に近いですね)
しかし、店舗が潰れると商圏のお客様も困るのでできる限り相談には乗りたいなと思い話を伺いました。
コロナ前の売上に戻すにはどうしたらいいかわからない店舗経営者との面談の時間は正直言って、「・・・厳しい」でしたね。
もちろん困ってから尻に火がついて「なんとかしなければ!」と一念発起し私を発見してくださったことは感謝しかありません。
ただ一つ気がかりなのが「なんとかしてください」という姿勢です。(私の会社でもなければ何の義理もありません・笑)
他力本願ではなく、自分の力でなんとか乗り切る必要があり私はあくまでもサポート役でありガイド役です。
もちろん結果を出すガイドはします。これはコンサルサービスなので自信があります。
ただ、日々実践するのはクライアントになるのでそこは見極めて私も仕事を受けます。(行動しないだろうなぁ・・・と思う店舗経営者とはそもそも距離を置いています)
クライアントの結果が出なければ私は次の仕事を受けられなくなるので本気で変化を求める店舗経営者に自分の能力を投じさせていただいています。
日々新しい行動を取り入れる企業だけが生き残る時代
私が単にクライアントに求めることは「行動変容」です。シンプルにこれしかありません。
意識が変わっても結果は変わらず、行動が変わらなければ結果は好転しません。
明確な目標設定と行動設定をします。そして、日々のPDCAは週次で基本全クライアントから報告が挙がってきます。
大変?いやいやこれくらいしないと結果でないんですよ!(というかそうしないと結果を出せないレベルのコンサルではあります)
短期的・飛び道具的な成果が出る施策もすぐに使えなくなり常にコンサル依存体質になります。(私はこういう稼ぎ方が好きじゃない)
私の場合は習慣・文化を変えるくらいの行動管理を続けて1-2年以上かけて組織変革して売上が上がり続ける組織体を作るのが得意ですし、そういうコンサル・研修しか引き受けません。
あれ・・・何の話をしていたんだっけ・笑 そうそう・・・行動変容の話でしたね。
不況に強く、有事の時にでも力を発揮するのは企業の底力だと思っています。
変化し易い組織体は普段からの組織習慣であり、いざというときに方向転換して生き残る可能性を高めてくれます。
文字で書くと簡単ですが、行うは難しなのが「日々の行動変容」です。プロセスとしては、2つあります。
②課題発見→教育→行動変容
の2パターンです。基本的に起点は課題です。
②顧客感動につなげるための個々のスキルアップによる行動変容
まずは目の前の課題と向き合い日々行動を変えていくことが大切です。できる限り仕組みで解決することで従業員の負担は軽減されます。
店舗経営者はぜひ「顧客に向けなければいけないエネルギーを向けることができない理由は何か?」を問うてみると自ずと課題が明確になると思います。
そして、従業員と一緒に「どうしたらもっとお客様が喜んでくれるのか?」を考えることでセールス(接客)プロセスは最適化され顧客感動に繋がります。
仕組みと教育のバランスをとりながら進めていきましょう。
店舗ビジネスはまだまだ可能性しかないです。繁盛店は今もなお繁盛し続けています。
繁盛店とそうではない店の違いを紐解いていくと最後は「習慣」「文化」にたどり着きます。
丁寧に組織文化を積み上げていきましょう。