広告費と口コミ集客のバランスは口コミ集客優位で進める
口コミ集客の威力を体感しています。
各クライアントGoogleマイビジネスの口コミ500件超えたあたりから集客に大きな影響が出始めてきています。
業種にもよりますが、物販・サービス業の一つの口コミ集客の目安は500件かなと。
マーケティングの戦略は商品のカテゴリー関与度によって全然違う。同じカテゴリーでも市場1位と3位では全く違う。同じ商品でも去年と今年の課題は違う。課題は同じでも予算が違えばやり方も変わる。競合も動く。つまり絶対の正解なんて無い。でもこの意見は「何だ近道無いのかよ!」ととてもウケが悪い
— 池田紀行@トライバル (@ikedanoriyuki) September 15, 2021
だからややこしいことはすっ飛ばして「これだけやっとけばオッケー!」というわかりやすく簡潔な手法に多くの人が惹かれてしまう。でも考えてみてほしい。「だったら競合もそれをやるのでは?」「なぜ多くの企業はそのわかりやすく簡単な手法で成功していないのか?」と。魔法の杖なんて無いんです
— 池田紀行@トライバル (@ikedanoriyuki) September 15, 2021
本当このツイートに今日の記事はすべて詰まっているような気がするので10度見しておいてください・笑
私がGoogleマイビジネスに各クライアントに取り組んでもらっている理由はまさにこれです。
たぶん、口コミ1000件・4.9点を目指そう!と言った瞬間各社クライアントの経営者は「えっ??正気??なんでそんな時間かかることするの?もっと手軽にお客様集めないの??」とパニックになったと思います。
それでも、私を信じて1年間取り組み、いよいよ既存の予約からGoogleマイビジネス経由での予約が売上+5%の基準まで上がってきました。嬉しかったです。
チラシやリスティング集客コストがだんだんと利益を食い潰すようになり、どうにかしたい!と思う店舗経営者は多いのですが、私は
②既存の顧客を幸せにして高評価口コミを投稿してもらう
という二つの方法を検討するように新規クライアントには伝えるようにしています。
私もいきなりクライアントに広告費ゼロにしてください!とは言わないですよ。
実際今日紹介している企業はまだ広告を走らせています。
ただ、①に超こだわってもらっているので既存の広告費の獲得単価を下げて質の良いお客様を送客できる方法を模索してもらっています。
そして、広告費は口コミ集客が増えるに連れて減額していきます。
例えば月間100万円の売上があるとします。
50万円(自然集客)+50万円(広告費)とします。
店舗売上の上限は、120万円とします。(←店舗が一定の満足を提供できるキャパシティ)
50万円+50万円+20万円(口コミ集客)、この領域までは広告費は維持になります。
50万円+40万円+30万円、とこのように徐々に口コミ集客で獲得した売上に応じて広告費を減額します。
(あくまでもわかりやすく伝えたくこう書きましたが、実際はすごい複雑です・笑)
口コミ売上が全体売上の5%になり数年は下がらない、むしろ増え続ける
口コミ集客で売上に変化がで始めたクライアントの傾向を見ていてもその後口コミによる売上比率が下がることはほぼありません。(というかまだ下がった案件の確認ができていない)
基本的には口コミ件数・点数・口コミ返信率が伸び続ける限り顧客の来店は確実に増えます。
例えば秋頃にこれまで広告費を突っ込んで一気にスタッドレスタイヤの予約を獲得するとしましょう。
その後雪がちらつく頃にスタッドレスタイヤを装着する頃になると店頭の売り上げは落ち着きます。
しかし、昨年口コミ1000件の店舗はいつもと違う集客構造になっていました。
事前に予約をするのは広告で集めたお客様で、雪がチラついた頃はほぼ閑散としている(突発的にスタッドレスが必要になったお客様くらいだったそう)、でもこの雪がちらつき、降っている間も予約が続いたということ。理由はGoogle口コミは確認してすぐに予約をするという流れになっているので緊急度の高いお客様を獲得できることがわかりました。
なるほど、緊急度が高いお客様を獲得できるのが特徴なのかと勉強になりましたね。
そして、今年は昨年獲得したお客様を12ヶ月かけてフォローアップや公式LINEで人間関係を構築し、秋頃(ちょうど今)の広告費は昨年の1/3です。
それでもすでに昨年以上の予約が入り始めているそう(まだ9月なのに!)。これですよ、口コミ集客の価値は。こうやってどんどんレバレッジが生まれて口コミ集客は見えない資産となります。
今年は売上+5%の上積みだったクライアントも来年には10%を超えるだろうし、それこそ先輩クライアントのように完全に広告費ゼロにして新規集客の4割以上が口コミ集客になるところまで成長できると確信しています。
まだGoogleマイビジネスを起点とした口コミ集客がピンときていない方はライバル社が力を入れ始めたときには遅いので早く「取り組むべき理由」を私のブログやTwitterで明確にすることをおすすめします。
先行者利益が今はものすごい価値になっています。ぜひ。