グーグルビジネスプロフィール(グーグルマイビジネス)を使った口コミ集客の重要性
新規集客において今後口コミを使った集客が柱になると私は思っています。
まだ広告が機能しているため口コミのインプレッション(閲覧数)に比べてのリアクションは低いですが、広告→評価に来店の基準が変わっている飲食店や美容室を見ても他業界も同様の来店基準になると思っています。
「うちはまだ口コミ集客は早い気がする・・・」と思っていたらチャンスです。
今から口コミ1000件・4.9点を目指すことで他社・他店舗が力を入れ始めるときには永遠に差が埋まらない状況を作ることができます。
広告集客と比べて口コミ集客は店舗側への負担が強くなります。
広告は基本的にコピーと写真なので本部が設計をして出稿しますよね、店舗負担はほぼゼロです。
しかし、口コミ集客に切り替えるとなると本部負担はほぼなくなり、店舗側の負担に切り替わります。
もちろん口コミ集客に完全に切り替わるまでは広告を出稿(毎年下げる)し続けることになるので本部の負担がゼロになるのには時間がかかります。
口コミ集客に切り替える上で店舗の負担が増えるため不満が生まれるリスクがあります。
「なんで口コミ集めないといけないんですか、面倒臭い」となるのは想像できますよね。
でも、この不満は乗り越えなければいけません。なぜなら、今後の新規集客の柱になるからです。
店長が口コミ集客に欠かせない口コミ投稿依頼を渋ったらやらなければいけないこと
渋る、ということは自信がないということです。たいてい店長研修をした後に口コミが集まらない店舗へのコンサルティングをした際に「うちのクオリティでは口コミを集める自信がない」というフィードバックを受けます。
今までは新規集客をするために広告を打ち続けてくれて、たとえ満足してくれなくても広告が次のお客様を連れてきてくれたことに店長は気づきます。
「思ったよりも自分達の店は良い店じゃない、今まで本部のおかげで売上達成できていたんだ」と愕然(本部へ感謝)する店長が多いです。
これはこれで店長の考え方が変わるので良い機会だったなと思うのですが、野放しにするわけにはいかないのでテコ入れをします。
まずはじめにするのは「なぜ口コミ集客をする必要があるのか?」の理解度を上げることです。口コミ集客はマーケティング領域になるため店舗で働くスタッフの関心度は低くなります。
なので、「なんでそんなことするの?」とたいてい思われます。私も店舗で働いていたら思いますね・・・間違いなく。なぜなら今もお客様はきてくれているからです。
近い将来必要なことですが、店長や店舗スタッフは目の前の売上を見て仕事をするので、まず口コミ集客に対する「腹落ち状態」をつくるために目的を理解してもらうことが大切です。
次に、口コミを集め始めます。(えっ?自信がないって言っているのにいいの?)
口コミ集客の目的は「めちゃくちゃ良い店を作ること」なので現時点での顧客評価を受け入れるところからスタートします。
話すと長くなるので別の機会で詳しく話しますが、然るべきタイミングで口コミ投稿の依頼をします。反応は2パターンです。
②書いてくれない
書いてくれた場合は、店内のサービスに感動していることを示します。
書いてくれない場合もありますよね(というか最初はほとんど書いてもらえないことが多い)、「時間がない」とか「グーグルのアカウント持ってない」とか「あとで書いておきます」というパターン。
これは残念ながら時間がにわけでも、アカウントをもっていないわけでも、あとで書くわけでもありません、単純に感動していない、ということです。
書くほどの店じゃないのです。(厳しい一言すみません!)
でも、これが現実であり店舗の実力なのです。店長はこの現状を受け入れて店舗改革をしていく必要があります。
あとは、日々改善を積み重ねていくだけで口コミ投稿数も伸びるし、口コミ評価も上がっていきます。
店長に必要なのは恐怖心(自己否定)を乗り越えることなのです。
口コミ集客で広告費が必要なくなる店舗はここが違う!
グーグルビジネスプロフィールで口コミ集客が加速する店舗を見ていて他店舗とここが違うなというのは前項でも書いた自己否定を繰り返しても折れないメンタルと口コミ投稿依頼を続ける持続力です。
成功するためには成功するまで続けること、という名言がありますが、まさにこれ。自己否定と持続力は結果を出すためには必要不可欠です。
誰でも楽して目標達成したいと思うものですが、店舗ビジネス全般ビジネスモデルだけで勝てるほど甘い時代ではなくなりました。どう転んでも店舗で働く人の努力が欠かせません。
(こう書いてしまうと「成田の研修は厳しいのでは・・・」と言われますが、やるべきことの難易度は企業のレベルと契約期間でそれぞれなのですが、疲弊するほど追い込んでコントロールしようとはしません。)
できるところから少しずつ負荷をかけて成長していく組織を作っていくことがこれから生き残るために必要な企業文化だと思います。
ぜひご自身の会社・店舗の今後の経営(運営)戦略の一つの選択肢に口コミ集客が入ったら嬉しいです。