今日は変わり種紹介!売上がすぐにアップする5つのテクニックを紹介しよう
店舗ビジネスをする上で必要な売上と利益の確保ですが、今日は今すぐに取り組めて結果に繋がる方法についてお話をします。
どれか一つでも「やってみようかな」と思える話ができたら嬉しいです。即効性の高いテクニックは普段使いませんが、事業再生の時に比較的初動でクライアント従業員の信頼獲得のためにやることがあります。
「誰やねん成田って・・・うちの店の売上が上がるわけないやろ!(謎の関西弁)」という興味ゼロの状態から「もしかしたら変わるかも・・・」と期待感を作ることが重要なんですよね。
今日はこういう時によく使って売上を即座に10-15%伸ばす話をします!
テクニック① 利益率高い&価値高い商品をエンドに展開する
まず最初にお話をするのは、一番目立つ場所(エンド)に売れている商品を置くことをやめてもらいます。
エンドとはその場所は|スーパー品出し用語
↑とてもわかりやすいのでぜひエンドがピンと来ない方はお読みください。
たいていエンドにはメーカー推奨品や売れている商品を置くのが一般的です。
例えば携帯ショップも最初に目を引くのはiphone13ですよね。こういった目立つ場所には普通売れ筋商品を置いて目を引き、「へぇもう出たんだぁ」とiphone13のあるエンドまで誘致することが目的です。
私はこの手法はすでに顧客に飽きられていると思っているのでやめてもらうことが多いです。そもそもエンドにあった売れ筋商品は場所が変わってもお客様認知があるため自分で探します。むしろちょっと奥まったところにおいても売上減少も気にならない程度です。
それより大事なのは、ちょっとマニアックでスタッフは良さを知っているけどお客様はまだその商品の価値に気づいていないものをおくのが一番良いです。
そして、POPを貼ることで「何?今まで見たことない、えっ?スタッフに大人気なの?どれどれ」と今までのエンド展開よりも確実に顧客を誘致できます。なぜなら、「違和感」だからです。
他の店は相変わらず売れ筋を置いているので顧客は見飽きています。風景の一部になっているのでほぼ気づいてもらうことができません。
しかし、スタッフ自らが商品を選び展開することで興味を引くことができます。できれば高単価な商品が良いです。POPと接客で価値が伝われば顧客の想定外(感動)を引き出すことができリピートにもつながるのでおすすめです。
テクニック② 店内カテゴリーの充実と過剰な選択肢の排除
一見、種類が多いのは顧客にとってよさそうに感じませんか?例えばカレーのルーが5種類よりは20種類あったほうがこだわりが強くて売れまくりそうな気がしません?
実は・・・逆効果なのです。選択肢が多すぎると脳は混乱し、選ぶのに重要な資源である「前頭葉のエネルギー」を必要以上に使うことになります。
できれば3種類程度に絞ってカレーのルーだけではなく、スパイスを新たに展開したり、味変につながる調味料を取り扱うのが良いです。
ジャムの法則(決定回避の法則)とは?マーケティングの活用事例|仕事に役立つ心理学
↑こちらの記事もめちゃくちゃわかりやすいのでぜひ読んでみてください。
脳疲労を起こして結果的に買い物疲れを起こして客単価が落ちるので脳疲労を起こさないように品目は絞り、カテゴリーを充実させると良いでしょう。
これは極端な話ですが、カレーのルーを6種類にするなら、ルー3種類とスパイス3種類のほうが売れるということです。もちろんPOP必須。もし私がこの店のコンサルタントなら、3(ルー)×3(スパイス)の試食会をやってスタッフ投票をしますね。
ベスト3くらいのランキングにしてそれぞれヘッドラインを考えます。
第2位 カレー専門店レベルのカレーを一振りで!
第1位 カレードラフト会議全員が1位指名!
こんな感じでPOPをつけて展開をします。
そうすればほぼ無意識レベルと第一位を選ぶし、一緒にスパイスが売れますよね。
このように商品を単品で売るのではなく、組み合わせで売る、イメージで売ることが大切です。
テクニック③ カゴ所持率を高める
これは多くの店長・店舗経営者が盲点になっているので今一度チェックをしましょう。
お客様は入店時にカゴを持って買い物をするという習慣がありますよね。
しかし中にはカゴを持たずに入って店内うろうろしながら手一杯に商品抱えてカゴが必要になる人もいます。
単純に籠を置く場所を増やしましょう、という話です。
カゴを持つだけで購買率も客単価も上がるというデータがあるので活用して欲しいですね。
もし持っていないお客様がいて商品を1つでも手に持っていたら「よろしければ」と近くを通ったスタッフがカゴを差し出すというのも重要です。
これは業態によると思いますが、コンビニ以外活用できると思うのでぜひ。
はい、以上です。
今日は今すぐ売上・利益を伸ばすためのテクニックを紹介しました。
集客を増やすって時間がかかりますが、既存の来店数で売上・利益を伸ばすことはすぐにできます。
視点としては「購買率アップ」と「客単価アップ」の二つです。
ぜひご自身の店舗でも早速実践してみてください。すぐに店舗全体の売上がアップします。