スタッフが欠勤する時にLINEメッセージだけはいかがなものか?
クライアントのある店長からこんな質問をもらいました。
私は「いいんじゃないですか、時代が時代だし」と答えました。
「いやいや、電話するべきじゃないですか?LINEで済ませるなんて事の重大さを全くわかっていません」
と返答がありました。
本当にそうでしょうか。
電話をかけさせるという価値観を持っている店長と、欠勤の連絡はLINEでいいという価値観の違いなのであって間違いではないと私は考えています。
あなたはどうですか?
では、仮に電話するべきだとしましょう。きっとこの店長はスタッフが欠勤する時はいつも「電話しなさいよ」と言っているか、電話をするべきだと思っているけどLINEで済ませてイライラする気持ちを吐いたところで離職されたら困るから何もいえず愚痴る・・・のどちらかですよね。
いずれにせよ店長にとって理想的なコミュニケーションには程遠い状態にあるわけです。
この店長との議論がとても良かったので私がどんな話をしたのかを今日お伝えしようと思います。
LINEで欠勤を伝える事がなぜいけないのか?
私が最初に思ったのは「LINEで欠勤を伝える事が嫌ならなぜLINEアカウントを教えたのか?」という問いです。
すると店長は「業務で必要だし、緊急連絡で・・・」と言い、「欠勤も業務連絡の範疇では?」と伝えたところ「それは・・・」と微妙な反応。
この店はコミュニケーションにルールがありません。しかし、店長が勝手に不満を持っています。それは、非常に勝手な店長の常識で判断しているからです。
こういうのって「言わなくてもわかるだろ!」的なコミュニケーションですよね。
わかりませんよ、年齢も離れているし、そもそも家族や友人みたいに付き合い長いわけじゃないし、それこそ店長の言うような基本的なマナー研修を受けているわけでもない。
一昔前はそれが当たり前だったと反論するかもしれません・・・そりゃそうだ、電話する以外の選択肢がなかったんだから。
(なんか・・・今日ひろゆきさんみたいに論破モードになってます??笑)
だから個人的にはLINEで欠勤を伝えるのは全然問題ないと思っています。また聞いてしまいますが、あなたはどう思いますか?
ダメならダメで正当な理由を相手に理解してもらう努力は大切ですよね。勝手な決めつけで批判するのは店長失格だと思います。
スマホ登場でかつての当たり前が通用しなくなっていることに気付こう
私が思うに、世代間キャップはこれまでもありましたが私が独立(2007年)をしてスマホユーザーが激増してからはこういうギャップによる問題が増えたような気がします。
今までは上司が圧倒的にビジネス関連情報やスキルを持っていたし、地道に足で稼ぐストレス耐性も身に付けていていざと言うときのクレームにはめちゃくちゃ頼りになったものです。
「こんな上司になりたい・・・」ってスマホ登場前は思っていた気がします。(これはあくまでも成田の独断と偏見)
しかし、部下であるスタッフの方がスマホでの検索力を活かして仕事の効率化やストレス耐性に頼らないアプローチを見つけることで形勢逆転し上司に対する憧れが一瞬にして消え去った気がしています・笑
憧れられる難易度は一気に上がったなぁという実感があります。
さらに店長が気をつけなければいけないのは「スタッフの持っている情報やノウハウが時代にあっている」ということを認められるかどうか、という視点です。
ここで認められないと求心力は低下するばかりか見限られて退職されてしまう可能性が高いです。
学ぶ姿勢で話を聞き「力を貸してほしい」と言えるかどうかはとても大切なのではないかなと思います。
余談ですが・・・私も今YOUTUBEを22歳の先生にコンサルしてもらいながら進めています。
やはり若者の知識とノウハウは半端じゃないです。素直に従いましょう・笑 強がって反発しても全く生まれませんからね。