同じ教育研修を新入社員に受けさせる価値
私のクライアントに毎年入社する新入社員に私の教育研修を受けさせる企業があります。
極めて離職率が低いと雑誌やテレビから雑誌が入るほど社内文化に定評があります。
この会社の社長によく言われるのは「成田さんの研修はうちの会社の文化にしたいんですよ」ということで毎年同じ研修(多少変わるけど)を新入社員(中途社員)に入社時に受けてもらっています。
内容としては仕事をする上で大切にしなければいけないことは何か?という話です。
この内容を毎年入社するメンバーが受けることで既存社員も身が引き締まり、先輩として研修内容以上の人格者として働かなければいけません。
当然ながら「どんな研修だったのか?」と先輩社員に聞いてもらうようにしているので研修後にアウトプットの機会も新入社員には与えられます。
そして、研修内容の解釈や理解に不足があれば先輩社員がアドバイスをする、という伝統のような文化が出来上がっています。
もうかれこそ9年間やっているのですが、コロナ禍で厳しい実店舗ビジネスの中でも成長を遂げているので今日は教育の仕組みについてお話しようと思います。
社内でいきなり教育研修を始めると失敗する「失敗あるある研修」
当たり前の話でもあるのですが、教育研修は教育のプロに依頼をするのが重要です。
誤った方法で教育研修をしてしまうと望まない結果になる可能性が高いです。
よくあるのが「属人的な社内文化」です。
受講をした後にうまくいく人とうまくいかない人にわかれるのですが、基本的に研修講師を務める社内の講師の属性に偏ります。
例えば売るのが得意な人の研修と、チームを作るのが得意な人の研修、チーム戦よりもワンマンな人が作る研修とそれぞれ講師の属人性が出てしまいます。
するとハマる人は成長したり社内で活躍することができるのですが当てはまらない人はどうしても沈んでしまいます。
プロの教育研修講師に依頼するべき理由はこうした研修受講のミスマッチを極力防ぐことにあります。
教育研修はプロに依頼をしてから社内で内製化する
私は自分自身が教育研修のプロとして12万名以上の受講生を担当してきたのではっきり言えますが、「プロに任せましょう、最初の1年だけでも!」と思います。
ちなみに私は受講生と話をしたり同じ空間を過ごすだけで、どうやって年間の教育研修を進めることが全受講生にとってマインド・ナレッジ・スキルが開発されるのかがわかります。(がしかし、100人受ければ数名伸び悩むこともあるんですよ正直言うと、悔しい!!)
さすがに15年目に入った教育研修・コンサルティング事業の確度は年々上がり続けています。(当たり前ですが)
私の教育研修は「誰にでもできる」ように設計されています。ですから社内講師育成トレーニングを受けてもらえれば誰でも私のような教育研修ができてしまうのです。
もちろん私とは経験値が違うのでそこは社内での達成経験を通してエピソードを磨く必要があります。
教育研修を進めていく上で脱落者を出さないリスク対応
→プロセスを細分化してすぐに取り組めるイメージを持たせる
・課題に取り組む時間が取れない・・・
→1日の時間を可視化して時間効率を上げる
・仕事が楽しくない・・・
→人事部としてできうるサポートをする(上下関係がだいたいうまくいってない)
など