接客に力を入れることで唯一無二の店舗になる
先週の金曜日に成田FCで渋谷にあるリゴレットに足を運びました。
この飲食店の会社はHUGEが運営しています。経営者は新川社長
10年ほど前に、元リッツカールトン日本支社長の高野登さんにご紹介いただき、その後何回もお店に足を運んでいます。
このお店の素晴らしいところは、料理はもちろんなのですが、働く店員さんの接客の質が異常に高いところです。
今回渋谷エリアで店舗を探す上で、リゴレットを見つけてすぐに「ここが良い」と思いました。
他に数百店舗とある飲食店の中で良いと思ったのは、料理(コスパも最高)と接客の質の高さです。
料理の質が高い店はたくさんあります。これまで美味しいご飯を渋谷で食べたことも数えきれないほどあります。
もちろん誰といくかなのでTPOにあった店選び(個室があるとか)はしますが、基本的に誰を連れて行っても喜ばれるのがHUGEの飲食店です。
料理×???の組み合わせは企業それぞれあると思います。インスタ映えを狙った店づくりをしている企業は、
料理×エンタメという公式で唯一無二のポジションを狙っていますよね。プロジェクションマッピングを導入した飲食店のインパクトはすごかったですね。
それでも二度、三度といかない理由は仕組みや仕掛けは飽きるからなんですよね。
初めて行ったときが感動の頂点でそこから再来店するたびに、私(既存体験者)と友人(初体験者)との間に感動の差が生まれます。
喜んでくれることは嬉しいのですが、私も同じように感動したい・笑
店舗に足を運ぶたびに感動が増幅する店
こういった原体験があり、私は来店のたびに感動が増幅する(店舗との絆が深まる)店をどうしたら作れるのか?を考えてきました。
その一つの解が「接客」だったのです。
店内の内装にこだわる、仕掛けにこだわるというのももちろん大切ですしやらないよりはやった方が良いと思います。
しかし、それだけでは新規客の来店満足度がピークで下がるので仕掛けのコストがどんどん上積みになります。(それはそれでの戦い方かもしれませんが)
私は、働くスタッフ一人一人の高い接客力で来店するたびに絆が深まり感動が続く店舗作りをすることを優先しています。
なぜなら模倣されにくい、飽きられにくいからです。むしろ絆が育まれ常連化していきます。
時代の流れは自動化・AIと進み続けていますが、コロナ禍で表面化したのは「心の通う対人コミュニケーションの欲求」ですよね。
先日渋谷のリゴレットで食事をしましたが、帰りに宮下公園の横丁を見ましたが、すべての店が満席でした。外に人が並んでいるほど。
ただご飯を食べるなら店舗に足を運んで食べないですよね。やはり事業はどこまで行っても最後は人なんだなと思いましたし、私はこの領域が好きです。
ライバル店も増えて、オンラインもライバルになった今実店舗が勝てる方法はただサービスを提供するだけでは飽きられることを念頭に置いて事業展開をしていくことが大切だと思います。
ご自身の店舗経営の参考になれば嬉しいです。