私のサイトに初めてお越しのあなたへ長くなる自己紹介(笑)
はじめまして、小売・サービス業専門コンサルティング会社「ジャパンブルーコンサルティング株式会社」の代表を務める成田直人と申します。
2007年に会社を創業し、現在までに大手企業を中心に250社以上の企業の研修講師・セミナー講師・コンサルタントとして担当してきました。
ここではダイジェストで(興味のある方は詳しく略歴を書いていますのでお読みください)接客・販売・営業・フリーランス向けの書籍をこれまでに15冊(内2冊は海外出版)出版させていただきました。
研修講師やコンサルタントとしての活動以外にも2019年2020年と2年連続でボディビルの大会や漫才師の殿堂M-1グランプリに出場したりと既存の仕事に囚われずチャレンジ!
2020年4月からはFMヨコハマ「仕事が楽しくなり、挑戦したくなるラジオ」#なりなるラジオのパーソナリティとしても活動しています。
さらに、個人投資家としても現在国内2社にシード〜シリーズA投資をするエンジェル投資家でもあります。
このサイトでは主に「超高収益店舗をどうやって創るのか?」を軸に店舗ビジネスノウハウをお届けます。
ここからは私のセミナーの冒頭で話をする「売れる人と売れない人の違い」というテーマで話す私の自己紹介です。
ですので興味のある方だけお読みください。私がコンサルタントとしてどうやって独立をしたのか?14年間も続けることができたのか?をセミナー風でご紹介します!
私が言うのもなんですが、「これは部下に読ませたい!」「現場に読ませたい!」と思わず唸ってしまう部分があるとかないとか(笑)
リンク①:FMヨコハマ「仕事が楽しくなり 挑戦したくなるラジオ」
リンク②:M-1グランプリ コンビ名「サクセス×サクセス」
成田直人の経歴~学生アルバイトから独立するまで〜
2002年 | 明治大学商学部商学科入学 |
2003年 | ABCマートアルバイト個人売上日本一 |
2006年 | 同大学卒業 |
PCデポ個人売上7ヶ月で1億円達成 | |
2007年 | 株式会社FamilySmile(現:ジャパンブルーコンサルティング株式会社)創業 |
インターハイ県予選準優勝で夢が散った私を救ったABCマート
高校3年生の夏、私はバドミントンに打ち込んでいてインターハイ県予選を迎えていました。
体育館競技のため天候に関係なく朝から夜まで日々猛練習をしながらも結果は県大会準優勝(優勝校しか全国大会にいけない)で終わり、私は人生の見通しも全くない失意のどん底にいました。
周囲の友人に励まされたり、家族に支えられ、メンタルも少しずつ戻り、正気に戻った!と思えるまで3ヶ月くらいかかったでしょうか、気持ちも前向きになり次の目標を考えるようになりました。
そして、「よっし!!大学に行って何かで日本一を取るぞ!」と何をするかは決めていませんでしたが、とりあえず心に決めてスポーツ推薦の落ちた明治大学一本に絞り受験勉強開始!
バドミントンに未練がないか?と言われれば答えはNOでしたが、正直バドミントンはどれだけ頑張っても上に行ける気がしなかったためスポーツ推薦落ちて良かったなぁと今では思います。
何をするかは決めていませんでしたが、バドミントンみたいに夢中になれるものがあればきっといけるはずだ!と自信はなかったのですがそう無理矢理思うことで前を向けたような気もしています。冒頭いきなり何を書いているのかわからなくなりました(笑)
そして、一般受験で奇跡的に明治大学商学部に受かり、近場で時給900円(当時は高かった!)センター南駅のABCマートにアルバイト入社をしました。
まさかここでの3年半のアルバイト経験が今の私の土台になるとはこの時は全く思ってもいませんでした。
むしろスポートで自信を完全に失い、大学でも周囲の学力レベルが高すぎて「俺は本当に勉強ができない」と落ち込む毎日で正直今の姿は全くイメージつきませんでした。
当時、金髪でソフトモヒカン、シャツに一応ネクタイをつけて面接にいきましたが、正直ヤンキーにしか見えなかったと思います(笑)
面接でも「そこの金髪!入社が決まったら当日までに必ず黒くしてこいよ」と言われるほど目立つ髪色で面接に行き、いったい当時の私は何がしたかったのか意味不明です。
奇跡の奇跡が起こり!!無事面接に受かり、すぐに仕事がスタートしました。実は、今でこそコンサルタントとして活動していますが、はじめから売れていたわけではありません。
というかダントツのビリ販売員でした(毎日個人売上最下位)。他のメンバーが15万円売る中、私だけ2万円という有様。そして、金髪・口悪い。
あっというまに3ヶ月が過ぎて衝撃的な一言を店長に言われます。
それは・・・「もう明日から来なくていいよ」
※当時のABCマートは面接に100人以上きて受かるのはごくわずかでした。それくらい狭き門の超人気企業だったので替えはいくらでもいたからでしょうか。それとも私の勤務態度があまりにも悪くて・・・(汗)
たった3ヶ月でクビを宣告される自信のカケラもない学生アルバイト
この一言は今でも忘れません。ショックを通り越して「これからどうやって生活しよう」と途方にくれていました。
何を隠そう私は実家通いでしたが、自分で大学の学費や日常にかかるお金すべてを払っていたので月手取り15万円の収入がなくなると生活していくことができません。
大学に行く途中に「どうしてこうなってしまったんだろう・・・」と考えて一つの答えが見つかりました。
それは、「採用してもらったことへの感謝の気持ち」を完全に忘れていたことです。
受かった直後は「よっしゃ!これで学費が払える!」とワクワクしていたのを覚えています。しかし、2週間が過ぎたあたりからワクワクはすっかり消えていたのです。
うまくいかない日々の連続で嫌気がさし、「ここまで頑張ってあげてるのに時給が上がらない」「いつも雑務ばかりで売らせてもらえない」「店長がいやだ」「仕事がつまらない」と文句ばかり言っていました。
独立後もクライアントワークをしているとアルバイトや店長から「ここまでしてあげてるのに」と言われることがあります。
会社に対して一生懸命貢献している姿は素晴らしいことなのですが「してあげてる」は違うかなと思います。
仕事はどんな時でも「してあげるもの」ではなく「させていただくもの」です。そう心から気づけたのがクビを宣告されたあの日でした。
仕事をする環境を用意していただき、私自身がその環境を選んでいる、しかし伴った結果が出ないことを他責にしていたという事実に直面したときにとても恥ずかしい気持ちになりました。
この原理原則はまさに高校時代のスポーツで学びました。試合で負けたらラケットやコートの責任にする選手は上まで勝ち上がれません。単純に弱いのです。
これと店頭販売も同じだなと。売るためにはそれなりの知識と接客技術が必要になります。少しでも売場に立つためにも業務も早く正確に終わらせる技術が求められます。
どうしたらまた必要とされるのか?を考えても答えが出ないのですが、姿勢だけでも改めようと翌日店長に「もう一度お願いします!」と頭を下げに行きました。そこで一つ宿題を出されました。
それは「どうしたらもっと売れるか考えてきて」と。私なりに考えてみました。
早速、休憩の時間に考えるも・・・
そりゃそうですよね、靴も知らない、接客力も低い私がどうやって売るためのアイデアを生み出せるのでしょうか。生み出すことができていたらとっくに売れているはず。
自分で考えても仕方ない、答えが出ないのは能力がないからだ!具体的な手法は売れている人から学ぶのが一番だ!と思ったのでいったい売れる販売員は私と何が違うのか?を先輩や近場の店舗の接客を見て分析しました。
すると、三つに分類することができたのです。
「商品知識」「接客技術」「業務知識」
この3つに分類をして、一つ一つ学習を重ねて誰もが認める日本一の販売員になる!(俺は海賊王になる!くらいのテンションで)
と決め、毎日自分なりにテーマを決めて学習や実践を重ねていきました。
ABCマート日本一の販売員になるための”日本一の努力”
上記に記した通り、全く売れなかった私がどうやって日本一になったのか?1日2万円しか売れないダントツビリ販売員がどうやって9ヶ月後にアルバイト日本一の売上を達成したのか。ここから詳しくお話します。
ポジショニング編
まずはじめに、私から購入することにメリットを最大限出せるポジションはどこにあるのか?を検討しました。ABCマートはスニーカーだけではなく女性向けのパンプスやキッズシューズ、男性向けのビジネスシューズがあります。
もちろん入り口はスニーカーで入社するのですが、いかんせんスニーカーマニアが多くて全く自分の存在感を示すことができませんでした。
ナイキのスニーカーの箱を50箱くらい並べてベッドを創り、その上に敷布団を敷いて寝ているスタッフもいたり・・・(笑) マジでマジで!
アディダスのスニーカーが好き過ぎて、全身アディダスでまとめてくる先輩スタッフ・・・(笑) マニアにもほどがあるっす!
別にスニーカーが好きで入ったわけでもないので、どの分野にしようかな、と思っていたところ売り場配置転換がありビジネスシューズをメインで販売する店舗へ異動になりました。(センター南店から港北東急店←ちなみに同じ東急百貨店内)
これはチャンスだ!!と心から思いました。理由はビジネスシューズが好きなスタッフがほとんどいなかったから。まさにブルーオーシャン(競争がないポジション)!
こうして私は、ABCマートで働く販売員として自分の価値を見出し深堀りする分野を「ビジネスシューズ」に決めたのです。
商品知識編
私が売れない一番の理由は靴のことを全く知らないことでした。(すみません、なんなら興味すらありませんでした!学費ぃぃぃ!というモチベーションだけでしたね)
面接では意気揚々と周りの人に合わせて(グループ面接)、「靴が好きで!」と言っていたのですが・・・。
それが災いのもとでお客様に靴のことを聞かれても全く答えることができません。
例えばお客様に「これは革ですか?」と聞かれて選択肢はゴム・合皮・本革の三択なのですが、全くわからなかったので「たぶん・・・革です」と答えて大クレームになりました。そりゃそうですよね。
この経験をもとに、接客中は「・・・と思います」「たぶん・・・」「おそらく・・・」この三代接客禁止用語を徹底できるように知識習得に励みました。
毎月約15000-20000円は、ビジネスシューズに関連する雑誌を購入しました。(スニーカーの雑誌と比べて価格が高い・涙)
わからないところはネットで調べて、それでもわからない場合は翌日店長に聞くようにし、専門用語やフィッティングする際に気をつけるべきことを学び続けました。
接客技術編
そして、次に接客技術を習得するための行動に出ます。もちろん自店舗の先輩アルバイト・社員から学べることもたくさんありました。
しかし、同じことを真似ているだけでは超えることができないため、ビジネス雑誌に乗っている高級靴店に足を運ぶことにしました。
理由は、「高額靴店=一流販売員」と思ったからです。とても単純だったし、必ずしもそうではない店もありましたが行動に移しました。
そう、大事なのは失敗したり間違ってもいいから行動すること、行動し続けることです。
青山・銀座に足を運んで超一流と言われるビジネスシューズのお店に足を踏み入れました。
当然ながら貧乏学生だったので購入することはできませんでしたが、全くニーズのない状態で店に足を踏み入れたはずなのにで接客を受けるとあっというまに「これほしい・・・」と一流接客トークに翻弄されている自分がいました。
「これだ!まちがいなくこれだ!」と確信した私は、数えきれないほど多くの一流店に足を運び接客を学ぶことにしたのです。
”純粋に”接客をそのまま模倣(パクる)することでお客様にとって感じの良い接客になるはずだ!と。
(↑この純粋にというのがポイントです。自分らしくというのはまずはしっかりと顧客に愛される型を学んでからの話です。)
そして、一流の接客を受けたらそのままにせずにすぐに近場のカフェに入りノートを広げて「今の接客で学んだこと、素晴らしいこと、真似したいこと」を思いつく限り書き出してみました。
数日前に「ポクポクポク・・・(アイデアゼロ)」で終わっていたのにたった10分程度の接客を受けただけで、なんと60個以上の売れるアイデアが生まれたのです。
そして、すぐにすべての項目を実践することはできないので「今すぐできること・すぐ成果に繋がること」の二軸で売れるアイデア60個の中から5個を選択しました。
そして、早速現場で毎日実践したのです。私は週5日働いていたので1日1個実行することを心がけ、この新習慣のおかげで私の個人売上は爆上がりしていきました。
接客は大きく分けて
の10個に分けることができます。(あくまでも業種は靴です。アパレルも使えますね。当てはまらない方は自分で考えてみましょう!)
入店時から順番に自身の接客力向上に繋がるアイデアを実践していくことで少しずつ成約率が上がっていったのです。最終的にはクロージングも一切せずに売れるようになりました。(まさに売り込まずに売れてファンが増え続ける接客術が当社のサービスの一つです。はい、宣伝です。重要なので太字・黄線w)
業務知識編
これまでの記述ですでに日本一に向かって爆進しているかのような書きっぷりでしたが、業務に時間が取られて思うように店頭に出られない時も多かったです。
例えば一人で入荷検品をやらなければいけない、在庫整理を一人でやらないといけない、という日が続くと当然ながら売場に立つ時間も減るので「もっと売場に出させてくれれば売れるのに・・・」と一人で文句を言ったのを覚えています。
これは現在のクライアントの店長やスタッフを見ていても全く同じで、接客力を向上しようにも「いやいやいやうちは人が少なくて接客どころじゃないんですよ。業務しているだけで1日が終わるんです!」←このフレーズは本当によく言われましたね。
この愚痴りMAXの店長やスタッフは当時のイケてない私と同じでした。しかし、一向に業務も減らないし(むしろ売上上がり続けてて増える一方w)人も増えないので一つ大きな決断をしました。
それは、「自分でコントロールできることにだけ集中する!」です。(大事なので太字!赤線!!)
業務量や人手不足は私の力ではどうにもなりません。それこそ、入荷検品は外注でよくない?採用費用ももっとかけようよ??と言ったところでなんの解決にもならないし、逆にイライラするだけで無駄!と気づきました。
仕事は楽しむものなのにイライラしていたらもったいない、そう心から思いコントロールできることに集中したのです。
では業務面でいったいどんな工夫をしたのか?それは、タイマーとストップウォッチを使い自分自身の仕事を可視化したのです。
②かかった時間の90%で次回の同じ業務に当たります。(60分×0.9=54分)
③同じ仕事を時間内(54分)で達成できたら80%でチャレンジします(60分×0.8=48分)
と、このようにどの仕事も-20%を目標にしていきました。これがとてつもなく効果がありました。
個人売上日本一を獲得してすぐにマネージャーになる
意中の会社に就職するはずが突然のニートでポテチを食べ、mixiを眺める毎日
とポテチを食べながら入社研修をしている友人たちのmixiページを見ながら物思いにふけていました。
PC専門店に面接に行ったフリーターはPCのど素人だった
1卍、いやっ1万字超えてるぅぅぅ!(※リライトしたら文字数変わるかもですが【20210126現在】)書籍で言うと、2章分くらいですかね(笑)#知らんけどということで小さい文字を目で追ってすっかり皆様も疲れたと思うので、この続きはまた気が向いたときにでも読んでくださると嬉しいです。後編は↓にリンクがあります。お時間が許す方はぜひお読みください。
http://naritanaoto.net/2021/01/25/nnprofile/ 前回の私の履歴書をご覧いただいていない方はぜひ↑を先に読んでからお読みください。 じゃないと「なんのこっちゃ!」となるのでよろしくお願いし[…]