ポゼッションマーケティングを5、10年かけて構築する
顧客に憑依する、という言葉を研修や講演でよく伝えているのですが、アンケートでも「お客様に完全に同化できるように今日の学びを活かします!」をはじめとしたアンケート内に最近憑依について書かれることが多くなり、整理しはじめました。
「顧客に憑依するってどういうこと?」
言葉としては曖昧なので、何を持って顧客に憑依している状態なのかを言語化し始めました。
私はポゼッション(憑依)マーケティングとセールスを長年無意識にやってきたこともあり、自分自身が取り扱ったことがないような商品やサービスもコンサルティングで引き受けて売れるようになりました。
美容室・旅行代理店・エステ・マッサージなどのサービス業でも結果が出ましたし、
ブランド品・時計・雑貨・お土産品・伝統工芸品・着物・生鮮食品・家具など書ききれませんが、すべて成果が出ています。
共通するのは顧客側の心理がほぼ確実にわかるという点です。
顧客と接点を持ったことがないのですが・・・笑
おそらく顧客側の心理も実体験の幅の広さもあるかもしれません。
(無意識で店舗に足を踏み入れることはほぼありませんから。)
どうしたら商品を買うのか?
どんな企画だったら顧客は来店してくれるのか?
どんな店舗体験があればリピートしてくれるのか?
と顧客の理想のリアクションから逆算したプランニングが現実とズレにくいところが強みです。
今これを再現性の高いコンテンツに仕立てようと思っています。
ポゼッションマーケを習得すると理想の組織も構築できる
対顧客に行うポゼッションマーケティングは対従業員にも使うことができます。
現にネガティブ理由での退職者をゼロにした企業がたくさん生まれているのも憑依することで生まれたと言って過言ではありません。
組織文化はそう簡単に変えることはできませんが、理想に向かうためには現状働く従業員の心理を理解する必要があります。
もちろんマンパワーで「うぉりゃぁ!」と力技でもっていき、辞めたい奴はやめろ!でもいいのですが、私は最小限に抑えてみんなで方向転換したいと思っています。全員は無理ですが、損失は最小限にしたい派です。
となると、どこまでの人材がやめないようにしたいのかを明確にする必要があります。
トップ層からやめないでほしい層までの人材の心理を理解することでマネジメント変遷のマイルストーンが決まります。
これも対象メンバーの心理を理解することでほぼ思考・行動を支配することができます。
(支配って言葉が強すぎますね、何かいい言葉ないかな・・・)
今後自分自身への壁打ちも兼ねてコンテンツ量産していくので、ぜひ楽しみにしていてください。