スタッフの健康管理も店舗経営者・店長の大事な役割
店舗で当日欠員が出るとさまざまな問題を引き起こす可能性があるから誰も病気にならない強い店をつくろうね、という話です。
当たり前のことなのですが、欠員がでれば穴を埋める必要があります。
店長が休みの日であれば最初に店長に連絡がいき、休みは返上になります。
次に社員・・・と徐々にアルバイトに話が振られていきます。(私も家が職場から近かったのでよく出勤してたなぁ・笑)
一度や二度であれば目を瞑ることができるのですが、休日出勤するスタッフは欠勤したスタッフに対して「なんであの人は休むの!?」とイライラが生まれます。最初のうちは「あの人頑張りすぎだから少し休んだ方が良い」と好意的な解釈で休日出勤を選択するのですが、続くとさすがに関係が悪くなりはじめます。
当日一人足りない・・・という出来事は予想以上のダメージを作ることを店舗経営者は知るべきだなと思っています。
特に少ない人数で店舗を回している場合はストレスが激増するので特に注意をしましょう。
そりゃ1日50人以上働く店とは仕事の負担が違いますからね。
そこで私のクライアントでは当日欠勤を少しでも避けるために、健康状態を最適に保つための支援をするようにしています。
・サプリメント
・ウォーターサーバー
・ランチ代半額補助(指定店舗)
・フィットネスジム会員割引制度
・リフレッシュ休暇での旅費補助
など
これはほんの一例ですが、働くスタッフにとってはとても助かる制度だよな、と勝手に思っています。
特に口に入れるもので人の体は出来上がるのでコンビニ弁当やカップラーメンを防ぐために指定店舗での食事補助は個人的には一番健康に貢献しているのではないかなと思っています。(本人の意思で決められます)
人材投資対象は正社員だけではない
これまで多くの店舗ビジネス企業は、正社員向けのサポートが多かったです。それこそ私の仕事である研修はまさに店長や副店長など正社員向けの研修が多かったですね。
なぜなら、アルバイト・パートは辞めるから投資しても報われない・・・たしかにそういう時代もあったかもしれませんが、今はそれこそ正社員だから組織にコミットしているわけではないので辞める人は関係なく辞めます・笑
いまだに大手企業はこの発想が抜けないので会議で伝えるようにしています。誰も反論しません。でもまぁ5年前と比べたら変わりましたね、どのクライアントもアルバイト・パートも正社員並に従業員に教育や福利厚生の機会を与えるようになってきいていると思います。
そこから正社員になりたい!と思う人も出てきて私が知っているアルバイト・パートでも数十人が登用試験に合格しているし、教育の機会をもらえたことで「会社に恩返しをしたい」と積極的にプロジェクトに関わってくれるアルバイト・パートさんも増えました。
「働く人が幸せな会社を増やす」が私の会社のミッションの一つなのでこれからもしつこく言い続けていこうと思っています。(あっちなみに僕がこの制度をアルバイト・パートへ裾野を広げたわけではないので・笑 あくまでも小さなきっかけをクライアントがキャッチアップしてくれたという話です)
肉体の健康と精神の健康があってこそパフォーマンスは上がる
今日は、心身ともに健康な状態を作ることの重要性について話をしました。
ついつい後回しになってしまうのですが、まずは肉体の健康状態を作る支援をすることで従業員は元気になります。
馬鹿にできません、これ。体が元気であると精神も元気になるきっかけを得ます。そして、職場でも良い人間関係と平等に与えられた機会を生かすことで自然とやる気が生まれ維持されていきます。
他にも私のクライアントでは、SV(スーパーバイザー)が管轄エリアのアルバイト・パートとも3ヶ月に1回の個人面談を受けることができて、主体性の発掘や悩み相談を通してガス抜きも行なっています。(いいなぁ・・・)
現場でのヒアリングを通してSV会議で仕組みの強化を行います。ただ話を聞いて終わりではなく、現場で働くスタッフがより働きやすい環境を作るためにSVが主体となって情報を収集します。
そして、店長の前で仕組み改善プレゼンをSVがして店長から意見を貰います。このあたりもSVに言いたいことが言える環境だからか自然と議論が生まれて店舗スタッフの満足度向上に繋がる仕組みやルールがどんどんアップデートしています。
ぜひ自社・自店舗の心身の健康チェックしてみてください。
ケアすることで無駄なコミュニケーションコストを避けることができるし、組織が活性化することで適切な方向性を示せばどんどんアップデートしてくれるようになります。
経営を楽にするためにもぜひ!