なぜ、店内掃除は面倒、嫌いなのか?
従業員満足度は店内美化が保たれていることで高まります。誰でも汚い店よりも綺麗な店で商品を購入したいし、ご飯を食べたいですよね。
顧客満足度を高めるには従業員満足度を高めようと私は何度も言い続けている話です。
(初めてこのページから私の話に触れた方はぜひ他の記事もご覧になってみてください)
しかし、店内美化の仕事はどうしても嫌がられる性質があります。
以前クライアントのスタッフに聞いてみたところ「自分の家じゃないから」と言われてなるほどなと思いました。
私は、自分の家は比較的汚くて・・・(笑)、仕事場は綺麗にするタイプだったので前提が違うんだなぁと勉強になりました。
では、どうしたら面倒だと思われる店内掃除が楽しくなって働きやすい職場になるのか?
店内掃除がちょっぴり楽しくなる方法
出勤した全メンバーで同時間掃除をする
これとても大切なルールです。
レジ開けする人、入荷検品する人など基本的に仕事は分業になります。
しかし、掃除だけは分業にしない方が良いです。なぜなら取り組んでいる最中に「あ〜レジ開けがいいなぁ」「検品の方がいいなぁ」と思うからです。
基本的に掃除が敬遠されている時点で平等に行う他モチベーションを下げない方法はないと考えています。
なので、全員で取り組みましょう。時間も全員で取り組む分短く済みます。全員で集中して一気に掃除して個々の仕事に取り掛かる、ということがポイントです。
朝から全員が手を動かすと仕事スイッチも入りオープンまでの時間効率も高められるのでオススメです。
一番綺麗に早く掃除ができる人を表彰する
私のクライアントの店舗では日勤が7名(早番5名)で店舗の広さは50坪程度です。事務所掃除も含めて全員で毎朝掃除をします。
トイレ・事務所・レジ周り・商品A群・商品B群と大きく分けて5つのセクションに分けています。
そして、日々店長が各セクションを見て10点満点で採点をします。月20日間勤務としてだいたい各セクションを4回ずつ掃除することになるのですが、平均点が一番高かった人を表彰する仕組みがあります。
この時に「おめでとう!」ではなく、掃除をするときの方法やコツなどをシェアしてもらい全員が真似をするという文化があります。
そうすることで1秒でも早く掃除が綺麗に終わり、業務に集中できるので素晴らしい仕組みになりました。
ちなみに店長がお休みの日や遅番の日は副店長が採点をします。(ちなみに採点もチェックする人や掃除する人の基準をそれぞれ合わせるためのチェックシートがあります。そうじゃないとその日の気分でチェックすることになってしまうので)
掃除道具は各自予算内であれば自由に購入してOK
掃除をする時は男性女性使うものが違って良いと私は考えています。
トイレ掃除する時だって誰かが使った手袋を使うのはいやだ、黒じゃなくてピンクがいい!っていう人もいますよね。手の大きさだって違うし。
ですから、掃除道具の一部は自分で好きなものを購入して良いとしています。
・ゴム手袋
・滑り止め手袋
・クロス(雑巾)
・その他身につける必要がある道具